更新日: 作成日:2022年3月1日
アフィリエイトのEPCの事実。計算してわかるサイト収益を最大化させる秘密の方法を暴露
史郎さ〜ん・・・(泣)成果が・・・あたしの成果がぁ~(泣)
はいペンギンです。で、成果がどうしたんですか?
聞いてくださいよ〜!
先月はじめて30件以上も成約したのに、半分も承認されなかったんですぅ。
やっと一人前のアフィリエイターになれたと思ったのに。グスン(泣)
(こいつ、案件の承認率を確認しなかったのか・・・)
よく聞く話ですね。いいですか、一度しか説明しませんよ。
こんにちは、氷上よりもWebサーフィンする楽しみを憶えてしまった、CODE-Aのペンギン史郎です。
「30件成約したのに、半分以上が承認されなかった」
「アフィリエイトリンクはクリックされるのに、商品が全然売れない・・・」
あなたはそんなことを思ったことはありませんか?
その原因は、あなたの案件の選び方にあるかもしれません。
ASPにはたくさんの案件がありますが、残念ながら、それらの案件で扱われているすべての商品がアフィリエイトで売れるわけではありません。
現在、あなたは以下のような視点で案件を選んでいないでしょうか?
- なるべく高単価の案件
- 検索回数の多いワードに関連する案件
- 自分のサイトのテーマに合っている案件
上記のような選び方でも、間違いではありません。
ただ、これらの選び方だと、獲得できるアフィリエイト報酬には限界があるのです。
もし、もっと高いアフィリエイト報酬を獲得したいのであれば、以下の7つのポイントから案件を選ぶべきでしょう。
- 報酬単価
- 承認条件
- メディア露出度
- 商品・サービスの優位性
- 全国展開しているかどうか
- アマゾンや楽天にも出店し、ネット店舗が複数あるか
- EPC(CVR・承認率)
そして、この7つの中でも、特に重要視すべきなのは最後に挙げた「EPC(Earnings Per Click)」です。
EPCとは簡単にいうと、アフィリエイトリンク1クリックあたり、どれくらいの報酬が見込めるかを把握できる数値のことで、「総報酬額÷クリック数」で算出することができます。
このEPCが高い案件を選択することで、それまでのアフィリエイト収益が数倍になることもめずらしくありません。
EPCとは、それくらい重要な数値です。
ただ、それほど重要な数値にも関わらず、このEPCという数値は、月に100万円以上の収益をあげているスーパーアフィリエイターでさえも見落としがちだったりします。
というのも、このEPCという数値の認知度はまだ低く、活用の方法が広く知られていないからです。
そこで今回は、広告代理店を経営している私ペンギン史郎が、この「EPC」に関して詳しく解説します。
EPCを中心とした案件の選び方や、EPCを意識するとアフィリエイト報酬にどのような変化が生まれるのかも事例を交えてご紹介します。
それではまいりましょう。
まずは、アフィリエイト案件をうまく選ぼう
アフィリエイトの案件は数が多く、初めはどれを選べばいいか悩んでしまいます。
しかし、悩んでばかりではいけません。
しっかりと計画をたて、売上げが上がるようにしなければいけないのです!
そのために必要となる第一歩は、成果につながりやすいアフィリエイト案件を上手に探すことです。
案件を探すときに、最初にチェックする必要があるのは「報酬単価」です。
この報酬単価があまりにも低いと、報酬が伸び悩んでしまいます。
例えば、報酬単価が1,000円の案件の場合、10本成約しても10,000円です。
その一方で、報酬単価が10,000円の案件の場合、1本成約するだけで同じ10,000円です。
もし、このふたつの案件にかける労力が同じくらいであれば、後者の案件に注力するほうが効率はいいですよね。
そのため、案件を探す際には、まずはある程度高単価の案件を選ぶようにしましょう。
そして、次にチェックする必要があるのが、「その商品・サービスの売れやすさ」です。
人は自分が全く知らないものには、抵抗を感じます・・・。
そのため、テレビや雑誌で紹介されたことがあるような、知名度が高い商品は、売れやすい傾向にあります。
また、知名度だけでなく、その商品・サービスに「優位性」があるかどうかを調べておくことも大切です。
たとえば、
- 商品が安い(割引きセールをおこなっている)
- 返金保証がついている
- 送料が無料
- ブランド認知度が高い
- 何かしらのアワードを受賞している
- 希少性がある
このような優位性が複数あると、商品紹介の記事は書きやすく、商品の成約率も高い傾向にあります。
そして、アフィリエイトをするなら絶対に忘れてはいけないのが「承認条件」です。
この承認条件によって、報酬はいくつかの種類に分かれます。
たとえばエステの案件だと、
- 来店予約申し込み
- 店舗への来店
- 来店後の契約完了
といった3種類の承認条件があることが多いです。
この場合、「1」の「来店予約申し込み」がもっともハードルが低いため、報酬は低くなりがちです。
一方、「3」の「来店後の契約完了」はハードルが高いため、報酬が高くなる傾向があります。
そのため、どんな承認条件が用意されているかを確認しておく必要があります。
ただし、報酬額は広告主の売上げなどを考慮して算出されているので、承認条件のハードルの高さだけで報酬が決まっているわけではないのでご注意ください。
「報酬単価」「商品・サービスの売れやすさ」「承認条件」、どれも案件を選ぶ際には重要だと言いました。
実は、あとひとつ、重要な数値があるのです。
それが「EPC(Earnings Per Click)」です。
「1クリックあたり、どれくらいの報酬が見込めるかという数値」を示すEPCをチェックすれば、稼ぎやすい案件がすぐに分かるようになるのです。
では、このEPCはどのように算出されているのでしょうか?
EPCの計算はとってもカンタン!
先述したとおり、基本的には「EPC=総報酬額÷クリック数」で算出されるのですが、実はASPごとにEPCの計算方法は微妙に異なります。
たとえば、総報酬額がわからないときはEPCは算出できません。
そんなときには、こちらの計算式を使いましょう。
「EPC = 報酬単価 × 承認率 × CVR」
総報酬額が確認できなくても、承認率とCVRが分かれば、EPCを算出することができるのです。
では、そのために必要なCVRと承認率について詳しく解説していきます。
1、CVR(コンバージョン率)
CVRとはConversion Rateの略で、コンバージョン率ともいいます。
商品販売ページであるランディングページ(以下:LP)に訪れた人のうち、実際に商品を購入した(成果につながった)人の割合のことを指します。
たとえば、あるLPに訪問した人が100人いるとして、そのうち50人の人が商品を買えば、そのLPのCVRは50%ということになります。
実際、そんなにCVRの高いLPはなく、よいLPでもCVRは2~10%程度です。
(CVRの数値は取り扱う商品のジャンルによっても変化します)
報酬金額が1万円でCVRが1%の場合と、報酬金額が1,000円でCVRが10%の場合とでは、理論上は同じ報酬が得られます。
ただし、報酬金額が1,000円の場合は、報酬が1万円のときより10倍ものアクセスを集める必要がありますから、注意が必要です。
ちなみに、このCVRは、アフィリエイトサイトの構成によっても変化します。
たとえば、いろいろな情報を発信し、たくさんの訪問者が訪れる大規模サイトの場合、特定の層の訪問者に絞ることができないため、商品購入に結びつかない訪問者が多く、CVRは平均より低くなりがちです。
一方、特定の情報のみを配信している小規模サイトの場合、商品購入に結びつくお客様を狙い撃ちできますので、CVRは平均より高くなることがあります。
■ コラム1:CVRや承認率を高める努力をしている企業を選ぼう
ASPにはたくさんの広告主が用意した様々な案件が登録されています。
しかし、案件の登録はしたが、実際はそこまでアフィリエイトに期待しておらず、アフィリエイターが売りやすいように協力してくれていない企業もいるのが現状です。
もちろん、どの企業もアフィリエイターに商品を売ってもらいたいと考えています。
しかし、多くの企業はアフィリエイトに取り組んだ経験が少なく、どのような取り組みをすれば売上げがあがるかの正確な答えは無いため、努力している内容も千差万別です。
たとえば、a-worksでは、通販をおこなっている企業様と連携し、LPのABテストやバナー画像を変更したり、商品画像をアフィリエイターに提供したりして、承認率やCVRを高められるような工夫を常におこなっています。
このようにアフィリエイトに積極的に取り組んでいる企業様の案件を選ぶことも、収益を高める近道となるのです。
2、承認率
アフィリエイトサイトから商品やサービスが申し込まれた場合、必ずしもアフィリエイト報酬が発生するわけではありません。
たとえば、購入経験のある方からの購入(リピート)は成果としては認められず「非承認」となり、報酬は発生しないといった条件を提示している案件は多くあります。
このように「非承認」となるかどうかの線引きは取り組む案件によって異なるので、ASPの詳細ページを確認する必要があります。
そして、発生した成果数に対して、実際に報酬が支払われる成果数の割合を承認率といいます。
ちなみに、「非承認」を回避するために、アフィリエイターができることもあります。
それは、新規のお客様にできるだけ購入してもらうことと、購入後にキャンセルしてしまうお客様を減らすことです。
新規のお客様に購入してもらう機会を増やすためには、新規のお客様が抱く「この商品は大丈夫だろうか?」という警戒心をなくすることが大切です。
そのためには、商品やサービス内容を事前にしっかり理解してもらえるような“分かりやすく”、“見やすい”コンテンツ作りが不可欠です。
また、“分かりやすく”、“見やすい”コンテンツを作れば、購入後に「こんな商品とは思わなかった・・・」というトラブルを防ぐことができます。
つまり、キャンセルするお客様が減るのです。
コンテンツの見せ方ひとつで、承認率が変わるということを知っておいてくださいね。
先ほど、非承認を回避するためには“新規のお客様にできるだけ購入してもらうこと”がキーになるとご説明しました。
つまり、アフィリエイト報酬を高めるには、リピーターではなく、新規のお客様を集客することが大切となります。
その上で重視したいのが、検索エンジンから訪れるお客様を“どんなキーワード”で集客するかという視点です。
キーワードの種類は大きく3つに分けることができます。
- 商標系キーワード
- ジャンル系キーワード
- 悩み系キーワード
まずは、商標系キーワードについて説明します。
商品名に関するキーワードを「商標系」のキーワード(ブランドワード)と呼びますが、商標系のキーワードは、すでにその商品を使っているお客様が検索しやすいキーワードです。
すなわち、商標系のキーワードでの集客は、リピーターを多く呼び込んでしまうのです。
次に「ジャンル別キーワード」を軸とした集客について。
たとえば「美白化粧水」というジャンルの商品キーワードを狙ってサイトや記事を作成するとします。
1サイトで1商品だけを紹介するわけではなく、「美白化粧水」のジャンルに当てはまる商品紹介や、美白に関する情報を配信していきます。
このサイトに訪れるユーザーはすでに「美白化粧水」について認知して検索というアクションを起こしているため購入を検討している可能性が高いです。
そして、商品自体を知らないお客様も多いため、商標系キーワードでの集客するよりもリピーターが少なく、新規顧客を集めることができます。
最後にもっともオススメしたいのが、「悩み系キーワード」を軸とした集客です。
悩み系キーワードの場合は、その商品の存在をまだ知らないお客様を集客しやすくなります。
さらに、悩み系キーワードで検索するお客様は、今まさに悩みを解決したいと考えている方が多く、自分が知らない商品であっても、商品を購入したいという意欲が高いのです。
そのため、LPで適切に情報を発信していれば、新規のお客様をつかむことができます。
そして、商品の魅力を適切に伝えているLPは、お客様が商品を購入した後のクレームが少ない傾向にあります。
なぜなら、お客様はそのLPに書かかれていた商品情報を事前にしっかりと読み、“納得した”上で商品を購入したからです。
それにより、「こんな商品だとは思わなかった・・・」という購入後のトラブルを防ぐことができます。
その結果、お客様はその商品を信頼するようになり、継続購入するリピーターへと育っていくのです。
■ コラム2:特単がもらえるサイトってどんなサイト?
広告主からすると、リピーターになってくれそうな新規顧客が増えることはとても喜ばしいことです。
そのため、将来のリピーターとなるお客様をたくさん集めてくれるアフィリエイトサイトは、特別な報酬をもらえることがあります。
その特別な報酬とは、通常のアフィリエイト報酬単価よりも高い、特別単価(以下、特単)と呼ばれる報酬です。
この特単を手に入れるためには、前述のように、その広告主にとって将来のリピーターとなるお客様、すなわち新規のお客様を集客する必要があります。
そのため、既にリピーターとなっているようなお客様ばかりを集客していては、特単がもらえづらいのです。
(特単がもらえる以前に、そもそもそういったお客様の成約は非承認となる可能性は高いのですが・・・)
要チェック!ASP別EPCの計算方法
CVRと承認率がわかったところで、重要なEPCはどうすれば確認できるのか一緒にみていきましょう。
まずASPによっては、管理画面上からEPCの数値、承認率やCVRを確認することができます。
それらの数値を確認し、案件精査をおこなうことがアフィリエイト収益の最大化をおこなう上で重要になってきます。
ここまでの話で、EPCの算出方法をふたつ説明しました。
- EPC=総報酬額 ÷ クリック数
- EPC=報酬単価 × 承認率 × CVR
基本的にASPでは「1」の計算式をもとに算出をおこなっています。
ただし、ASPごとにEPCの計算方法が違うから注意が必要で、承認・非承認の成果をすべて含めた発生報酬額をもとにEPCを計算するASPと、非承認の成果は省いた確定報酬額をもとにEPCを計算するASPがあります。
EPCの計算方法を図で分かりやすくご説明しますね。
アフィリエイト報酬3,000円でCVR5%の案件のアフィリエイトをリンクをあなたのサイトに設置したとします。
そして、あなたのサイト経由で、100人が広告主のLPにたどり着いたとしましょう。
この商品のCVRは5%なので、100人のうち5人が商品を購入(成約)しました。
そのため、5成約数×3,000=15,000円の報酬が発生しました。
つまり、あなたのサイトのアフィリエイトリンクが100回クリックされた結果、15,000円の報酬額が出たことになります。
この場合、EPCは15,000円÷100クリックという計算式によって、150という数字になります。
この150という数字は、報酬額が発生した段階で算出されているため、「発生ベース」のEPCといえます。
また、5人成約されたといっても、広告主側の承認作業によっては、4人だけしか承認確定されない場合があります。(承認率が80%の場合)
たとえば、その場合、成果の発生ベースでは15,000円だったものが、承認確定ベースでは、12,000円になってしまいます。
この場合、あなたのサイトのアフィリエイトリンクが100回クリックされた結果、12,000円の報酬額が出たことになります。
この場合、EPCは12,000円÷100クリックという計算式によって、120という数字になります。
この150という数字は、報酬額が発生したあと、承認され、確定されるかどうかという結果によって算出されているため、「確定ベース」のEPCといえます。
上記の図を見ていただくとお分かりのように、発生ベースと確定ベースのEPCでは、前者の数値の方が高くなります。
そのため、ASPのEPCを確認する際にはどの数値を使い算出されたのかを知っておく必要があります。
(発生ベースで計算するASPは、A8.net、アフィリエイトBの2社で、確定ベースで計算しているASPはSCAN、felmat、アクセストレードの3社です。)
ASPごとのEPC確認方法などを下記にまとめたので、参考にしてください。
EPCの計算方法
発生ベース:発生報酬額 ÷ 発生クリック数
確定ベース:確定報酬額 ÷ 発生クリック数
○:アフィリエイトランクなどの条件を満たせば確認できる(条件については下記で説明)
×:確認できない
問:管理画面上からは確認不可だが、問い合わせで対応する場合あり
問※:広告主側の許可がもらえれば、問い合わせで対応する場合あり
A8.net
A8.netでは現在、EPCや、確定率(承認率)が管理画面から確認できます。
A8.netのEPCは発生ベースで算出されていますが、管理画面で確定率も把握できるので、「EPC×確定率」を計算すれば確定ベースのEPCを算出することができます。
※A8.netではセルフバックの数値もEPCに含まれています。
セルフバックでは1クリックで成果として認められるので、セルフバック経由での申し込み数が多いと、異常に高い数値が出る場合もあります。
より正確な数値を把握したいときは、メディア担当者に問い合わせるとよいでしょう。
afb
月間約10万円ほどの報酬金額を達成されたら、管理画面上から確認することができます。
案件を見ると、以下のようにEPCや、承認率、CVRが分かるようになります。
アフィリエイトBのEPCは発生ベースで算出されていますが、管理画面で承認率も把握できるので、「EPC×承認率」を計算すれば確定ベースのEPCを算出することができます。
felmat
直近3カ月の間に、1案件で5件以上の成果が出たサイトに対し、管理画面上でEPCを確認することが可能になります。
ただ、この数値はあくまでも参考値です。
サイトの内容に合わせたEPCの数値やCVR、承認率を把握したい場合は、担当者に問い合わせる必要があります。
アクセストレード
ATステージ『マスター(過去3ヶ月間の発生報酬額が50万円以上)』以上で、管理画面上で確認することが可能になります。
過去の記事では、ASPごとの特徴についてまとめていますので、以下の記事もご覧ください。
参考記事:全アフィリエイター必見!アフィリエイトの売上げを最大化させるためのASPの選び方
EPCや承認率が違うと、報酬がどこまで変わるのか
ここまでは、EPCや承認率の計算方法や確認の仕方をお話ししてきました。
次に、EPCや承認率が変わると、どれくらい報酬に変化があるのかをお話します。
事例1:報酬単価の低い商品でも、サイト収益が1.3倍に増えた
ここでは、AとB、ふたつの商品を紹介する際に、どれくらい報酬が変わるのかを比較してみます。
LPへの流入(クリック数)は300人と仮定して計算してみましょう。
A商品のEPCを計算
確定報酬額:(報酬単価 × CVR × クリック数 × 承認率)= 23,490円
EPC:(確定報酬額 ÷ クリック数)=78.3円
B商品のEPCを計算
確定報酬額:(報酬単価 × CVR × クリック数 × 承認率)= 17,280円
EPC:(確定報酬額 ÷ クリック数)=57.6円
AのEPCは約78円、BのEPCは約58円であることが分かりました。
報酬金額はBのほうがAよりも500円高いのですが、EPC(1クリックあたりの報酬)はAのほうが高く、同じジャンルなのであれば、Aを選んだ方が、約1.3倍売上げが向上する見込みがあります。
事例2:特単をもらっても、サイト収益はほぼ変わらなかった
特定のキーワードで上位表示しているサイトや、大型の比較サイトには、ASPからおすすめの商品を紹介してほしいと、案件の掲載依頼が来ることがあります。
ここでは、広告代理店のa-worksで実際にあった相談をもとに、事例を紹介します。
あるアフィリエイトサイトにランキング形式で商品を紹介するコンテンツがあり、そのランキングの1位に掲載している商品の報酬単価は3,000円でした。
そして、サイトの運営者にあるASPの担当者からこんな提案がきたのです。
「2位に掲載している案件を1位に入れ替えていただけたら、5,000円の特別単価を出しますよ」と。
単純に報酬単価のみで比較すると、2,000円も高くなるので、ランキングの順位を変更したくなります。
しかし、EPCで比較してみると7円しか変わらないことが分かったのです。
そもそも、2位の案件を1位の場所に掲載したからといって、もともと1位に掲載していた商品と同数が売れるとは限りません。
そして、EPCが7円しか変わらない案件のために、検索順位に影響を与えるかもしれないアフィリエイトリンクの張替えをしたり、サイト構成の修正を見直す工数をかける必要性があるのでしょうか?
ビジネスとして考えたときには、ベストな選択肢ととはいえません。
このように、EPCを基準とした指標を持つことにより、みせかけの報酬単価に惑わされることがなくなります。
事例3:Googleアドセンスからアフィリエイト広告への張り替えで、報酬が2倍に!?
PV数の多い、アドセンスサイトへASPからアフィリエイト広告の掲載依頼が来るときもあります。
- アドセンスのクリック単価:30円
- アフィリエイトの報酬単価:2,000円
どちらのほうが、収益性が高いのか、分かりづらいですが、これもEPCを基準に比較すると分かりやすくなります。
2,000円(アフィリエイト報酬単価)× 4%(CVR)× 76%(承認率) = 60.8円
1クリックあたりの報酬額で比較すると
- アドセンスのクリック単価:30円
- アフィリエイト広告に張り替えた場合のEPC:約60円
EPCやアドセンスのクリック単価は掲載するサイトにより、数値が異なるのでテストをおこなうことも必要となってきます。ただ、この事例のようにEPCで比較することにより、アフィリエイト広告の方が1クリックあたりの収益性が高く、広告を張り替えることを検討する価値があることが分かりました。
ビジネスとしてアフィリエイトで収益を上げていくためには、報酬金額に関わる数値はシビアに見るべきです。この事例のように、EPCを比較するだけでも、これまでよりも稼げるようになるケースもあります。
サイトで商品を紹介する際には、EPCを指標とし掲載する商品を選定していくと、効率よく案件精査ができ、サイト収益を最大化する近道になります。
まとめ
EPCは大切な指標の1つです。
EPCを指標とした案件精査をおこない、アフィリエイトサイトの構成の見直しをおこないながら、サイト収益の最大化を目指していきましょう!
サイトの構成の見直しをここで説明すると、とてつもなく文章が長くなってしまうのでいずれお話ししていきますね。
今回のお話の内容は、やや難解だったと思います。
ですが、アフィリエイトをビジネスとして取り組んでいきたいのであれば、EPCや承認率、CVRを理解したうえで活用していく必要があると考えます。
ここで、最後にアフィリエイターが知っておくべき用語を備忘録としてまとめておきますね。
参考にしていただければうれしいです。
アフィリエイトスクールatus(ええタス)とは
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アフィリエイトスクールのatus(ええタス)では、今回のようなEPCといった専門用語の解説や日々起こるアフィリエイトに対する疑問を、経験豊富な現役のアフィリエイターに質問することができます。
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仲間ができるからアフィリエイトを続けられる
また、「アフィリエイトに取り組んでいる知人や友人が周りにいない。」
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