更新日: 作成日:2022年3月1日
専業アフィリエイターに聞いた!ライティング初心者を卒業するために読むべき本7選
こんにちは。
CODE-Aのペンギン史郎です。
突然ですが、質問です。
「あなたは文章を書くのが得意ですか?」
最近では、専門的知識がつまった網羅的な長文の記事や、検索者の意図に的確に答えている記事が検索上位に表示され、どんなにテクニックを尽くしても、低品質なコンテンツはGoogleから評価されなくなってきました。
記事の数や文字の量だけで戦える時代はとっくの昔に終わったのです。
これからのアフィリエイトには、ライティング能力が必須です。
たとえば、どれだけたくさんの情報が掲載された記事であっても、文章が読みづらければ、ユーザーは読むのをやめてしまうため、結果的にそのページは直帰率が高く、滞在時間が短くなってしまいます。
その場合、Googleはそのコンテンツをユーザーの役に立たないコンテンツとして認識し、あなたのページの順位を下げるでしょう。
だから、わかりやすい文章を書ける能力が必要なのです。
アフィリエイターは、記事数を増やすことやキーワードを入れ込むことに積極的である反面、読む人の立場になって書くという視点は抜け落ちがちです。
作業時間にシビアなため、十分な推敲をされないままに公開されたページもよく見かけます。
ただ、そこがネックであることを理解したとしても、
「わかりやすい文章をどう書けばよいのかわからない」
「文章力を上げるためには、どんなトレーニングをすればいいのかわからない」
こんな風に悩んで、筆が進まない方も多いのではないでしょうか。
では、どうすればライティング能力を高めることができるのか。
それを知るためには、成功者のアドバイスを得ることが先決です。
そこでお手本にしたいのが、先輩アフィリエイターさんです。
彼らが書く記事は検索エンジンやユーザーから評価され、たくさんのアクセスを獲得しています。
つまり、彼らはライティング能力によってアフィリエイト報酬を得ているといっても過言はないからです。
ただし、稼いでいるアフィリエイターさんであっても、もともと物書きの才能があった、書くのが好きだった、という方はごく一握り。
ほとんどの方は、ご自身でライティングを勉強したり、試行錯誤をしながら記事を書いてライティング能力をアップさせ、売上につながるコンテンツを作り上げてきたのです。
そこで今回は、専業アフィリエイターとして活躍されている5人の方に、ライティングを学ぶためにオススメの書籍を紹介していただきました。
ライティングに自信がないとお悩みの方は要チェックですよ。
それでは参りましょう。
アフィリエイターが読むべき、ライティング能力UPに役立つ本7選
1.新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング/唐木 元
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」/唐木 元
本を紹介してくださった「こまち」さんの紹介
こまちさん(@koma178cm)
こまちさんが運営しているサイト:アフィリエイトこまち
本の概要
『完読される文章がよい文章』をテーマに設定し、どうすれば完読してもらえる文章を書けるかが書かれています。
文章を書く前の準備、書いた後の推敲方法が教科書のようにわかりやすくまとめられています。
この本から学べること
- 最後まで読んでもらいやすい文章の作成方法
- 正しい推敲の方法
この本がオススメな理由は?
実は僕、過去にライティングスキルに関する書籍を個人的に買ったことはなく、これまで書いた記事もすべて自己流だったんです。
なので、スタッフに文章の書き方を教えるときの伝え方に苦労していました。
そんなときアフィリエイターの友人にこの書籍の存在を教えてもらいました。
ナタリーさんによる「文章の素人をライターとして一人立ちさせるための育成法」は、イチから文章力を鍛えるための社内マニュアルとして重宝しています。
この本と出会って、記事の書き方やサイト収益に変化はありましたか?
書籍の1章の部分を時間をかけてスタッフに解説しているのですが、教えているうちに自分も「記事を書く前の準備の大切さ」に気づきました。今さらですが(笑)
サイトの収益に直結している印象は正直ありませんが、スタッフの成長スピードが早くなればサイト収益が上がるのも早くなるので、そういう意味では変化があると言っていいんじゃないかと思います!
ペンギン史郎の総評
国語の授業を受けているような感覚で、読みやすい文章の書き方が勉強できます。
文章に自信がない人や、これからライティングを勉強する人に、最初に読んでもらいたい本です。
文章は書くことも大切ですが、その前の準備や、書いた後の修正、推敲も、よい文章を作成するためには必要です。
この本の第2章には、推敲の方法が詳しく書かれています。
今は記事のブラッシュアップをすることによって検索順位の上昇も期待できますので、読みやすい文章の書き方とともに、ユーザーにもGoogleにも好まれるサイト運営のヒントが得られるはずです。
2.一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック/高橋 フミアキ
「一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック」/高橋 フミアキ
本を紹介してくださった「むねっち」さんの紹介
むねっちさん(@munetti777)
むねっちさんが運営しているサイト:【3匹の愛猫で食べ比べ!!】キャットフードおすすめランキング
本の概要
サイト訪問者の興味をグッと引きつける書き方や伝え方が、77の文章テクニックとしてまとめられています。
例文もたくさん紹介されており、文章を書くプロがどのように考えて書いているか、その「思考プロセス」も紹介されています。
この本から学べること
- 人をひきつけるタイトル、見出しの書き方
- 長文を書く際の構成・設計方法
この本がオススメな理由は?
一番苦手な科目が国語だったくらい、文章を書くのは得意ではありませんでした。
まず、文章を書くための知識がかなり不足していたので、はじめに接続詞の使い方や基礎的なテクニックなどを学びたいと思っていたところ、本屋さんで見つけたのがこの本です。
読みやすい文章を書くにはどうすればいいのか学ばせてもらいました。
この本と出会って、記事の書き方やサイト収益に変化はありましたか?
この本である程度の知識を得られたので、あとは記事をたくさん書くことで、徐々に『どうやって書けばいいのか』が、理解できた気がします。
収益面では、アフィリエイトを始めて約1年1ヵ月目で発生報酬100万円を突破しました。
ペンギン史郎の総評
この本では、77の文章テクニックが紹介されていますが、正直、書かれていることを一度にすべてやるのは無理だと思います。
一度読んだだけで終わりにせず、記事の推敲をおこなうときや文章の表現に迷ったときに再読すると効果的です。
むねっちさんが言っているとおり、本で知識を得て終わりにするのではなく、どんどん記事を書き続けることによって理解が深まってくるはずです。
記事を書く→見直す→何がよくなかったかを自己判断する→それが知見として次の記事に活かす、というサイクルを繰り返し、アフィリエイトサイトの作成に取り組むことをおすすめします。
3.伝え方が9割/佐々木 圭一
「伝え方が9割」/佐々木 圭一
本を紹介してくださった「ガラ@墜落」さんの紹介
ガラ@堕落さん(@sinnkai_seibutu)
ガラ@堕落さんが運営しているサイト:バクスイ先生
本の概要
情報の伝え方にはシンプルな技術があり、この技術を知っているだけで、コミュニケーションがうまくいく可能性が飛躍的に上がります。
どうすれば人の心に届く伝え方ができるのか、についての方法論が整理され、すぐに実践できるようにまとめられている本です。
この本から学べること
- 『ノー』を『イエス』に変える技術
- 強い言葉を作る技術
この本がオススメな理由は?
本の186ページに『10分で強い長文を作る方法』という項目を見つけて購入しました。
すべて読んでみると、ちょっとした言葉の言い回しの変化のコツが種類別に分けられていて、本を見ながら「今日はこのパターンを使おう!」なんて使い方ができる本だということがわかりました。
これが推薦した理由のひとつです。
ペンギン史郎の総評
『伝え方が9割』は、本のタイトル通り、人への情報の伝え方がいかに重要なのかがまとめられています。
アフィリエイトサイトを作成するときには、本文以外にも、
- サイトタイトル
- 記事タイトル
- 見出し
などで、ユーザーを引きつける文章を書く機会も多いですよね。
なので、この本から「伝える技術」を学び、実践していけば、ユーザーがしっかりと記事を読んでくれて、サイト滞在時間の長いアフィリエイトサイトに育てることができます。
4.人を操る禁断の文章術/メンタリストDaiGo
「人を操る禁断の文章術」/メンタリストDaiGo
本の概要
文章の目的は、今すぐ人を行動させること。
相手を思うままに行動させるために、どんな言葉を選び、どんな文章を書けば効果的なのかが書かれている本です。
この本から学べること
- 相手を行動させるための、文章による誘導方法
この本がオススメな理由は?
私のアフィリエイトは「情報量を増やして文字数で戦う」という形が基本で、「見てほしいところだけ強調しているから見てね」というスタンスでサイトを作っていました。
ですが、肝心の強調部分が弱いと、結局そこも読んでもらえません。
「自分は何を一番伝えたいのか?」
「訪問者に何をしてほしいのか?」
これらを明確にしていなかったため、人の心に響く文章が私には書けなかったのです。
この本の45ページの「タテマエとホンネ」についての考察には、ドラクエの武道家が繰り出す会心の一撃のようなインパクトのある一文を簡単に書ける、そんな秘伝の方法が書かれていました。
これを利用してほんの少し言葉を変えた結果、サイトの売上が2ヶ月で3倍に向上しました。
他の対策も同時に行っていたので一概にこの本のおかげ、とは言えませんが、公式への誘導が上がったので効果はあったと実感しています。
多分このページが無かったら購入していません。
それほど当時の私にとってはすごい内容でしたね。
ガラさんからは『伝え方が9割』と『人を操る禁断の文章術』2冊の本の推薦をいただきました。
これらの本と出会って、記事の書き方やサイトの収益に変化はありましたか?
最大の変化はツイッターの拡散力がついたことですね。
とある記事は、ネット以外の外部メディアでも紹介されるほど拡散しました。
また、特定のページの売り上げは大きく増加。
集客には繋がっていたものの売上に直結しなかったページが、今ではクリック率が5%、キラーページへの誘導が7%と大きく改善しました。
ペンギン史郎の総評
「いかに相手に行動してもらえるか」に焦点を当てている本だと感じました。
アフィリエイトサイトは、サイトに来てくれたユーザーに商品やサービスの購入や申込みをしてもらうのが目的ですよね。
この本を読めば、購入や申し込みなどの行動への促し方が身に付きます。
「コンバージョンにつなげる文章が書けない」
「コンバージョン率が低いが、どうすれば改善できるのかわからない」
と悩んでいる人にぜひ、読んでもらいたい本です。
5.紙とペンだけで1億稼ぐ仕事術/ 鬼塚俊宏
紙とペンだけで1億稼ぐ仕事術/ 鬼塚俊宏
本を紹介してくださった「あひろ」さんの紹介
あひろさん(@ahiroaf )
本の概要
『お金を稼ぐ思考術』が学べる一冊。
よい文章を書くためのマインド、効果の高いセールスレターを書くための具体的なテクニックが書かれています。
この本から学べること
- 文章の全体構成
- モノを売るためのセールスライティングのテクニック
この本がオススメな理由は?
ライティングはマーケティング力があってナンボだと思っています。
この本は、購買心理の核心が学べて、書き終えるためのテンプレートまでついているのはコスパがいいと思います。
そこまで有名じゃないし、あんまり教えたくない本なんですけどね(笑)
この本と出会って、記事の書き方やサイト収益に変化はありましたか?
第六章のメソッド(セールスレターの作り方)にそってアフィリエイトサイトを作ってみたところ、完全放置で月3万ほどのアフィリエイト報酬を定期的に売り上げてくれるサイトができました。
作業時間は2日程度、ページ数は約20ページです。
費用対効果はとてもいいですよね。
ライティングでもアフィリエイトでも、鍵になるのはコミュニケーション。
ターゲットの欲求を汲み、欲求に対する解決策を提案できれば、CVにつながりやすいからです。
僕はコミュニケーションを「互いが理解しあえている状態」だと思っていて、そのためには、相手を知り、相手の考えに寄り添うことが大切だと考えています。
ユーザーのことを理解できれば、コミュニケーションは簡単。
そして、ユーザーが求めている商材もすぐに提案できると思っています。
僕は自分本位な人間ですし、想像が及ばないことのほうが多いのですが、少しでも多くの人の思考に寄り添いたいと思っています。
それは、アフィリエイト以外にも応用の効く「スキル」ですから。
ペンギン史郎の総評
ただ文章を書くだけなら誰でもできるはずです。
しかし、人を引きつける文章や、効果の高いセールスレターの文章を書くのはとても難しいです。
この本には、文字だけで商品を売るセールスレターの作り方が具体的に書かれているので、あひろさんの言う通り、アフィリエイトサイトを作る際には、かなり参考になることも多く書かれていると感じました。
よい文章を書くためのマーケティングノウハウや、心理学などにも触れており、かなり上級者向けの内容です。
何度も読むことで、様々なライティングに関する気づきが得られ、ライティングスキルが上達していくのではないでしょうか。
6・7.漫画『美味しんぼ』、『賭博黙示録カイジ』
「美味しんぼ」/雁屋 哲、 花咲 アキラ
「賭博黙示録カイジ」/福本 伸行
本を紹介してくださった「プロダイエッターK」さんの紹介
プロダイエッターKさん(@LowCarbForMen)
プロダイエッターKさんが運営しているサイト:半年で15キロヤセたアラサー男のストレスフリー糖質制限
本の概要
『美味しんぼ』・・・食をテーマにした漫画
『賭博黙示録カイジ』・・・様々なギャンブルに挑戦する青年漫画
両作品ともに映画、ドラマ化されており、読んだことがある方も多いはずです。
この本から学べること
- 最後まで読み続けてしまう、わかりやすい表現やストーリー
この本がオススメな理由は?
この本と出会って、記事の書き方やサイト収益に変化はありましたか?
漫画から学ぶ説得力がもたらす効果は、コンバージョン率のアップです。
私のサイトのコンバージョン率の高さは、読者様の納得感をハッキリと示してくれています。
漫画は「絵+言葉」で限られた表現方法で、読者を楽しませてくれますよね。
そのため、漫画を読むことで、「写真+言葉」という表現を使ってブログを軽快に読ませるためのヒントが得られるのです。
ペンギン史郎の総評
最後は、今まで紹介した本とは違い、漫画をご紹介しました。
活字を読むことを苦手としている人は多いですが、漫画を読むのが苦手という人は少ないと感じています。
プロダイエッターKさんもおっしゃっていましたが、漫画は「絵+言葉」で構成されているので、読み手の負担が少なく、軽快に読み進めることができます。
サイトでも、写真を使わずに文字だけが羅列すると読みづらいですよね。
検索画面で上位表示されているサイトは、記事の内容にあった適切な画像が挿入されており、読みやすい工夫がされています。
単純に内容を楽しむためではなく、
「どんな画像を挿入すれば読みやすくなるのか」
「なぜこの漫画はスラスラ読むことができるのか」
視点をちょっとズラして読むと、普段得られない気づきを得られるようになると思います。
まとめ
ライティング能力を高めるためには、文章の基礎を学ぶことが重要です。
しかし、それ以上に文章を多く書くことも大事です。
今回お答えいただいた専業アフィリエイターさんのほとんどが、大量の文章を書かれています。
ライティング能力アップの秘訣は、大量に記事を書くこと。
本でインプットをおこない、どんどんアウトプットをしましょう!
ただ、記事を書き続けていると、どうしても書けなくなるときがあるかと思います・・・。
ライティングは孤独な作業です。
「私には才能がない・・・」
「私には書き続けることはできない・・・」
こんな考えが頭をよぎってしまうかもしれません。
でも、安心してください。
どんな人でも、行き詰まってしまうことはあります。
そんなときは、机を離れてリフレッシュの時間をとりましょう!
今回インタビューさせていただいた専業アフィリエイターの方々も、アフィリエイトサイト作成で行き詰まりを感じたときは、
・散歩に行くなど体を動かす
・ネコと戯れる
・好きなものを食べる
と、自分の好きなことでリフレッシュされていることがわかりました。
『書くときは書く!』、『休むときは休む!』とメリハリをつけ、心と体をリフレッシュさせながら、ライティングをしていくことが長続きするコツです。
最後になりますが、ライティングスキルを上げる目的を見失ってはいけません。
『ユーザーに求められる・喜ばれるサイトを作る』ためにライティング能力を上げる必要があると私は考えています。
そして、検索ユーザーに求められているサイトを作り続ければ、サイト収益の拡大につながっていきます。
今回ご紹介した書籍が、そのお役に立てばうれしいです。
初音ちゃんに83通もラブレターを書いたのに、全然返事がないんだ・・・。僕、ライティングの才能ないのかな。
それは、パンダくんの手紙が初音ちゃんの心に届いてないからじゃないかな。もっとおすすめ本を読んで研究してみれば?
そうか!自分が言いたいことを書くんじゃなくて、初音ちゃんがもらって嬉しいラブレターにすればいいのか。84通目はきっといい返事をもらうぞー。
普通は83回も断られたらダメだって気づくもんだけどね・・・。
えっ!!
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