上場している【ASP/アフィリエイトサービスプロバイダー】株価の推移まとめ

アフィリエイトスクールatusのコーチのゆうです。

アフィリエイト業界の話題をアフィリエイターではない人にもお届けしたいと思い、アフィリエイトコラムを書いています。

個人的事情ですが、最近放置していた株が急上昇したこともあり、アフィリエイトに関わる企業の株価を推移を調べたくなりました。

アフィリエイトに関わる企業の代表例はASP。アフィリエイトサービスプロバイダーを略してASPと呼ぶのですが、広告主(企業)とアフィリエイターの仲介役を担う企業です。

今回は上場している企業の中で、ASPやアフィリエイトに関連する事業を展開する企業をピックアップして、1年間の株価の推移をまとめてみました。(株価の情報は記事作成時点のものです)

今回調査したのは下記の企業。

  • (株)ファンコミュニケーションズ(A8.net)
  • バリューコマース(株)
  • (株)インタースペース(アクセストレード)
  • (株)アイモバイル
  • (株)アドウェイズ(JANet)
  • (株)レントラックス

2464(株)ファンコミュニケーションズ

A8.netを運営する(株)ファンコミュニケーションズ。

広告主数・メディア数ともに日本最大級の規模を誇るASPです。

アフィリエイトマーケティング協会のアフィリエイト・プログラムに関する意識調査によると、11年連続利用者満足度No.1を獲得しています。

国内最大級のASPということで、安定感があり稼働広告主数も堅調で、単価も上昇中とのこと。

1月頃には株価を下げましたが、その後株価を戻すという推移になっています。

2491バリューコマース(株)

1999年にサービスを開始した日本で1番歴史の長いASP。

Yahoo!の関連会社で、取り扱い広告もYahoo!関連が多く、そのうちほとんどがバリュコマースの独占案件です。

Yahoo!ショッピングを筆頭に、ショッピング系の広告取り扱いが多いASPとなっています。

2022年12月期第3四半期は、アフィリエイト部門では旅行分野は緩やかな回復、金融分野は伸び鈍化となっています。

1年の株価の推移では約半値になっています。

2122(株)インタースペース

アクセストレードを運営する株式会社インタースペース。

運営歴は20年以上で、A8.netとバリューコマースに次ぐ大規模ASPサービスです。

アクセストレードは「Eコマース」「サービス」「金融・保険」「エンタメ」など特定のジャンルに強みがあります。

国内のみならず、海外アフィリエイトも取り扱いしていて国内アフィリエイトにおいては、2022年9月期では前年比12%成長と堅調に推移、海外アフィリエイトはベトナム/タイを中心に大きく伸長、前年同四半期比で+70%となっています。

1月頃には株価は下落しましたが、その後は立て直し1,000円台を回復しています。

6535(株)アイモバイル

アイモバイルはアフィリエイト事業やふるさと納税事業(ふるなび)などを運営する会社です。

アフィリエイトに関しては、成果報酬型広告を提供しているi-mobile Affiliateと、クリック課金型広告のI-mobile Ad Networkの2つのプラットフォームを展開しています。

22年7月期にはふるさと納税事業が引き続きテレビCMなどにより活況になりました。

2489(株)アドウェイズ

アドウェイズはJANet(ジャネット)というASPを運営しています。

アドウェイズは現在広告事業を他社サービスの販売を行うエージェンシー事業と、自社の広告配信プラットフォームを運営するアドプラットフォーム事業に分類していて、JANet(ジャネット)はアドプラットフォーム事業に含まれます。

2022年12月期3Q(2022年7月〜9月)は、ECカテゴリのアフィリエイトの取り扱い高は減少したものの、アプリと金融アフィリエイトが伸長。株価は500円台まで下落しています。

6045(株)レントラックス

レントラックスは成果報酬広告のASP事業やリスティング広告など、インターネット広告を活用して収益を上げている企業です。

特にASP事業では、クローズド型ASPの体制を取っていて、登録にはスカウトや紹介が必要(審査あり)で、担当者が付きサポートが手厚い特徴があります。

2022年3月期では成果報酬型広告サービスの⾦融ジャンルにおける獲得強化の影響、検索連動型広告代⾏事業で業績が好調となりました。

また費⽤対効果が求められるインターネット広告市場において、クローズド型ASPとしての⾼品質なパートナーサイト網という強みを生かして事業を展開しています。

株価は一時は500円台まで下落したものの、現在は1,000円付近まで上昇しています。

まとめ

アフィリエイトに関する事業を行っている企業の多くは、他事業も行っているの株価への影響は直接的ではありません。

しかしアフィリエイトに関連する事業も株価の上下する要因のひとつになり得るので、多角的に事業の業績や決算報告をみると業界の動向がみえてきます。