サイト売買サービスの中でも、検討候補に挙がるのが「ラッコM&A」。他のサービスでは掲載料や着手金が数万円〜かかる場合がありますが、ラッコM&Aは売主は完全無料&成功報酬型。
さらに弁護士チャット・電子契約・取引の安全性を確保する仲介サービス(エスクロー)といった仕組みが整っていて、安心して取引できます。
それでも評判は気になるところ。
私は実際にラッコM&Aで、通信系のアフィリエイトサイトを掲載から21日で95万円で売却しました。サイト掲載から12件の交渉申請があり、サービスとしてきちんと機能していることを実感。成約後もガイド通りに進めるだけで、契約や移行までスムーズに完了。

サイトを売却を検討しているならまずはラッコM&Aに掲載だけでもしておくのがのおすすめです。
ラッコM&Aの特徴と仕組み
ラッコM&Aは、ウェブサイトやブログを売買できる国内最大級のサービスです。売主は手数料無料で利用でき、買主は成約額の5%(最低55,000円)を負担する仕組みになっています。
取引の安全性を高めるために、無料で利用できる弁護士チャット、DocuSignによる電子契約、エスクローによる着金確認といった仕組みが整っています。移行作業は自分で行うことも、代行サービスに任せることも可能です。
売却価格の相場は「小規模アフィリエイトなら月間利益×18〜24ヶ月」が目安とされており、私の場合はおよそ20ヶ月倍率で成約しました。たとえば「月5万円の利益サイトなら約100万円前後でEXITできる」というモデルは、十分に現実的だと実感しています。

私の売却データ(一次情報の提示)
- サイトジャンル:通信系(Wi-Fi・回線)
- 掲載価格:1,000,000円 → 成約価格:950,000円
- 成約までの期間:21日
- 交渉申請:12件(実際にチャット交渉に進んだのは3件程度)
- 記事数・運営期間・PV/UU・月次利益:案件詳細スクショに記載
数字だけ見ると順調に見えますが、実際には価格交渉が入りました。当初は「掲載価格で売れるかも」という期待もありましたが、結果的には950,000円での成約に落ち着きました。
交渉申請は12件ありましたが、承認しても連絡が途絶えるケースもあり、実際にチャット交渉まで進んだのは3件ほど。そのなかで「ぜひ買いたい」と熱心にアプローチしてくれた個人の方と取引が成立しました。不動産の売買と同じで、売却はタイミングや縁の要素も大きいと実感しました。だからこそ、まずは掲載しておくことが重要だと思います。

売却までに意識したこと
- サイト情報をできるだけ詳しく記載
- 問い合わせには早めに対応(可能なら即レス)
- 根拠データを正直に提示
- ASP管理画面や収益推移のスクショ
- 必要に応じてGoogle Search Consoleのスクショ
- ASP管理画面や収益推移のスクショ
- 買い手の温度感を確認
- 「購入目的・決裁時期目安・希望移行日」の3点を質問
- 「購入目的・決裁時期目安・希望移行日」の3点を質問

成約を早めるポイント
私のケースでは、掲載から21日で成約まで到達しました。多くの買い手とやり取りするよりも、本気度の高い相手に集中する方が結果的に早く決着します。
一方で「自分のサイトの市場価値を知る」という意味でも、まずは掲載してみるのがおすすめです。出してみないことには買い手の反応は分かりません。私自身も実際に掲載したからこそ「950,000円で売却成立」という結果を得られました。
私のラッコM&Aへの評判(良い点/気になった点)
実際に通信系のアフィリエイトサイトを「95万円・21日」で売却した立場から、ラッコM&Aを利用して感じたことをまとめます。
良い点
- 売主は手数料無料:買主が負担する仕組みなので、掲載するリスクがほとんどありません。
- 取引フローがわかりやすい:弁護士チャットやDocuSign、エスクローといった仕組みが整っていて、契約や入金に不安を感じずに進められました。
- 市場の動きが活発:掲載直後から問い合わせが入り、12件もの交渉申請があったのは「実際に買い手が集まっている」証拠だと思います。
- 初動の反応が速い:掲載から72時間ほどで温度感の高い買い手からはアプローチがあります。しかし成約まで至ったのは結局1週間後に交渉申請くださった方でした。成約までのスピード感を実感しました。
気になった点
- 交渉申請がすべて本気ではない:申請後に連絡が来ないケースもあり、実際に交渉に進むのは一部だけです。
- 価格交渉は避けられない:最初の掲載価格で即売れるとは限らず、買い手からの指値にどう対応するかは想定しておく必要があります。
- 売却は縁とタイミング次第:どれだけデータを揃えても、最後は「買いたい」と熱意を持つ相手と出会えるかに左右されます。
いくらで売れるか:相場の考え方
サイト売却の相場感としてよく語られるのが、「月間利益 × 18〜24ヶ月」です。私が実際に売却した通信系サイトも、約20ヶ月分の利益で成約しました。まさにその通りの水準になりました。
ただしこの倍率は一律ではなく、以下の要素で上下します。
- ジャンルの耐久性:トレンドに左右されにくく、数年先も需要が見込めるテーマかどうか。
- 流入の安定度:SEOやリスティング、SNSなど、買い手が好む流入源からのアクセスがあるか。
- 運用の手離れの良さ:記事更新や管理の手間が少なく、また属人性がなく、買い手が引き継ぎやすい状態か。
買い手に提示すべき資料
交渉時に提示するデータは、直近6ヶ月の「純利益ベースの平均」を軸にするのがおすすめです。ASP管理画面のスクショやGA4・Search Consoleのデータを組み合わせ、流入内訳と収益を用意しておくと、買い手も安心して判断できます。
金額設定のコツ
「自分のサイトがいくらで売れるかわからない」という声も多いですが、実際にはまず高めに出して、反応を見ながら値下げしていくのが現実的です。
- 掲載直後から数日間で問い合わせが集まるかどうかで、サイトのニーズが見えてきます。
- 反応が弱ければ10〜20万円単位で値下げし、徐々に落としどころを探すイメージです。
- 逆に複数から熱心な問い合わせがあれば、その価格帯が十分に成立するサインです。
要は「買い手がどの価格で本気になるか」を市場に聞くのが一番早い。出してみないことには判断できません。私自身も最初は100万円で出品し、結果的に95万円での成約に至りました。
結論として、相場はあくまで目安。実際の売却額は、ジャンル・データの見せ方・買い手の温度感で決まります。
誰が買いたいと思っているかはわからない
実際にサイトを出品してみて強く感じたのは、「買い手は必ずしも想定通りではない」ということです。
当初は金額の大きさから「最終的な買い手は企業だろう」と思っていましたが、実際に購入してくれたのはこれから起業を考えている個人の方でした。
その方は「起業するにあたって、月数万円でもブログから収入があれば精神的に安心できる」と話していました。
さらに通信ジャンルに知見があり、今後自分のリソースを投下して伸ばせる見込みも持っていたそうです。つまり、単に収益サイトを買ったのではなく、将来への打算と安心感をセットで買ったわけです。
この体験から学んだのは、「誰が自分のサイトを欲しがるかは予測できない」ということ。自分では「こんなサイトを買う人なんているのか?」と思っていても、起業準備中の個人や新規事業を探している中小企業など、意外な層にニーズがあるのです。
だからこそ、売却を迷っている人ほど一度市場に出してみる価値があります。買い手候補の幅は思っている以上に広く、あなたが想定していない角度から「欲しい」と手を挙げてくれる人が現れるかもしれません。
ラッコM&Aの取引の大まかな流れ
ラッコM&Aでは、売主も買主もすべてのやり取りをプラットフォーム上で完結できます。売買チャット・弁護士相談・契約書生成・電子契約・エスクローまで一連の流れが揃っているので、基本的には案内通りに進めるだけです。

売却の流れ(売主側)
- サイトを登録:ジャンル・収益・運営状況などを入力して掲載
- 交渉スタート:買主からの申請に応じてチャットで条件を確認
- 契約書作成・電子契約:DocuSignで締結。必要なら弁護士チャットで確認
- 代金のエスクロー送金:買主がラッコM&Aに送金→入金確認
- サイトの引き渡し:ドメイン・サーバー移管 or リアルタイム譲渡で完了
- 代金受け取り:検収完了後、売主に入金
購入の流れ(買主側)
- 案件を検索・閲覧:条件に合うサイトを探す
- 交渉申請:チャットで質問や条件確認
- 契約締結:電子契約で合意
- 代金をラッコM&Aに送金(エスクロー)
- サイト受け取り:検収後に正式完了
安心を支える仕組み
ラッコM&Aの大きな強みは、取引の不安を減らすための仕組みがあらかじめ用意されていることです。契約書の内容に迷ったときには弁護士チャットを無料で利用でき、必要に応じて専門家の目で確認してもらえます。契約がまとまった後はDocuSignによる電子契約で即時に締結でき、紙のやり取りも不要です。
お金の流れも安全です。買主は代金をいったんラッコM&Aに預けるエスクロー方式になっており、サイトの移行が完了し検収が終わるまで売主には支払われません。

これによって「お金を払ったのにサイトが移らない」「サイトを渡したのに入金されない」といったリスクを避けられます。
さらに、ドメインやサーバーが「ラッコドメイン」「ラッコサーバー」で運用されている場合は、リアルタイム譲渡が可能です。移行手続きがほぼ不要で、取引成立後すぐに買主がサイトを利用できるのは大きなメリットです。もし移行作業が難しければ、移行代行サービスを利用して専門スタッフに任せることもできます。
こうした仕組みが揃っているからこそ、売主・買主ともに安心して取引を進められるのがラッコM&Aの魅力です。
他サービスと比べても、まずはラッコM&Aに出すべき理由
他のサイト売買サービスでは、掲載料や着手金が数万円〜かかるケースもあり、売れなければコストだけ失うリスクがあります。
その点ラッコM&Aは、売主は完全無料&成功報酬型。さらに弁護士チャットや電子契約、エスクローといった安全取引が標準搭載されていて、安心して買い手と交渉できます。
実際にサイト売買できた私の答えは、第1の選択肢としてラッコM&Aに掲載すべきです。その後、他の売買サイトに同時に掲載しても遅くはないと思います。